「万端」という言葉はどのように読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「万端」の正しい読み方と意味について解説します。
「万端」の正しい読み方は「まんたん」と「ばんたん」どちら
「万端」という言葉の読み方として思いつくのが「まんたん」と「ばんたん」の2つです。
「まんたん」と「ばんたん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「万端」の正しい読み方は「ばんたん」です。
「万」には「百万」【ひゃくまん】「万力」【まんりき】など「まん」という読み方と、「万死」【ばんし】「万能」【ばんのう】など「ばん」という読み方があります。
「端」は「端子」【たんし】「発端」【ほったん】など「たん」と読みます。
漢字の読み方からは「まんたん」と「ばんたん」になりますが、「万端」の正しい読み方は「ばんたん」です。
「まんたん」という読み方を使うことはなく、いっぱいに入っていることを意味する「満タン」との混同による誤読です。
「万端」の意味
「万端」とは、「ありとあらゆる手段や方法」を意味する言葉です。
「万端」の「万」には「10000」の意味の他に「あらゆること」という意味があります。
あらゆることの意味で使う場合は「ばん」と読むことが多く「万端」も「ばんたん」と読みます。
備えや対処の意味で使われることが多く、想定されるあらゆる場面のすべてを合わせた表現が「万端」です。
「万端」の言葉の使い方や使われ方
・『準備万端整った』
・『用意は万端整えておくべきだ』
・『手はずは万端準備したと思ったが手落ちがあった』
まとめ
「万端」は「まんたん」ではなく「ばんたん」が正しい読み方です。
日常会話でも使う言葉なので知っておきましょう。