この記事では、「上座下座」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「上座下座」の正しい読み方
「上座下座」の正しい読み方は「かみざしもざ・じょうざげざ」です。
「かみ・ざ/しも・ざ」は訓音読みです。
訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
「じょう・ざ/げ・ざ」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「上座下座」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「上座下座」は「どげざ」「いざこざ」などと間違って読まれることがあります。
「上座下座」について説明
「上座下座」の意味は以下の通りです。
「かみざしもざ」と読む場合、「会合の座席で、最も上位の人が座る席と、目下の者が座る席」「芝居の舞台で、客席から向かって右側と、左側」という意味です。
「じょうざ・げざ」と読む場合、「上位の人の席と、下位の者の席」「仏教用語で、説教の場に上がることと、引き下がること」「仏教用語で、僧侶の階級」という意味です。
日常では「かみざ・しもざ」として、お客様や目上の人に対する敬意や、おもてなしの考え方を表す語として使われることが多くなります。
「上座下座」の言葉の由来
「上座下座」は「上座+下座」で成り立っている語で、「上座」は「最も上位の席」という意味、「下座」は「位の低い者の席」という意味です。
「座」は「座る場所」から転じて「おさまる地位」という意味で使われる様になり、次第に人の階級に使われる様になりました。
まとめ
今回は「上座下座」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。