この記事では、「不可思議」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「不可思議」の正しい読み方
「不可思議」の正しい読み方は「ふかしぎ」です。
「ふ・か・し・ぎ」全て音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
の間違った読み方や間違いやすい読み方
「不可思議」は「まかふしぎ」「ふしぎ」などと間違って読まれることがあります。
「不可思議」について説明
「不可思議」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「仏教用語で、仏の智慧や神通力などが人間の認識・理解の限界を超えていること」という元の意味です。
2つ目は転じて、「常識では考えられない異様なこと」という意味です。
「不可思議」は名詞・形容動詞として「不可思議だ・である」「不可思議な現象」などと使われます。
似た意味の言葉に「不思議(ふしぎ)」がありますが、こちらは「不可思議」が省略された言葉です。
「不可思議」の言葉の由来
「不可思議」は「不可+思議」で成り立っている四字熟語です。
「不可」は「よくないこと」「いけないこと」という意味、「思議」は「あれこれ思いはかること」「考えをめぐらすこと」という意味、「不可思議」で「あれこれ考えを巡らしてはいけないこと」になります。
仏教由来の言葉で、訓読すると「思議すべからず」で、これは「仏や菩薩の智慧や神通力の様に、考えも及ばない様な境地であること」を表します。
転じて、「常識では理解できない様なこと」として使われる様になりました。
まとめ
今回は「不可思議」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。