「不穏」の読み方と意味とは?「ふおん」と「ふびん」の正しい読み方について詳しく解釈

「不穏」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「不穏」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「不穏」の正しい読み方は「ふおん」と「ふびん」どちら

「不穏」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを説明します。

「不」の漢字の音読みは「フ・ブ」で、訓読みは「~ず」です。

また「穏」の漢字の音読みは「オン」で、訓読みは「おだ(やか)」です。

ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ふおん」と読めることが分かります。

しかし、「穏」の漢字には「びん」との読みはないことから、「ふびん」との読み方は間違いではないかと思われます。

さて、「不穏」の正しい読み方は「ふおん」「ふびん」の、どちらなのでしょうか。

正しい読み方の結論

結論として、「不穏」の正しい読み方は「ふおん」で、「ふびん」と読むのは、先に漢字の個別の読み方で推察した通り、間違いです。

「穏便(おんびん)」との言葉があることから、「穏」「便」を勘違いし、「不穏」「ふびん」と読み間違える場合があるのだろうと、想像されます。

「不穏」の意味

「不穏」とは、「状況が不安定で、危機や危険性をはらんでいること」を意味する言葉です。

「不穏」の言葉の使い方や使われ方

・『経営戦略の議論が白熱し、一瞬会議室が不穏な空気に包まれた』
・『ロシアのウクライナ侵攻以来、日本の周辺でもロシアは不穏な動きを繰り返している』
・『社内では、現社長を追い落とそうとする専務派が不穏な動きをしているとの噂が広がっています』

まとめ

「不穏」の正しい読み方は「ふおん」で、「ふびん」と読むのは、明らかに間違いです。

「不穏」とは、「状況が不安定で、危機や危険性をはらんでいること」を意味する言葉です。

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