「丙欄」は書類などで見ることがある言葉ですが、正しく読めるでしょうか。
この記事では、「丙欄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「丙欄」の正しい読み方は「へいらん」
「丙欄」は「へいらん」と読むのが正しい言葉です。
「丙」の字を「へい」と読み、「欄」は「らん」と読みます。
双方の漢字の音読みを用いた読み方になります。
「丙欄」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「丙欄」の間違いやすい読み方は「えらん」や「あきらん」といえます。
「丙」は人名に使用する際に「え」や「あき」と読むことがありますが、「丙欄」の場合は上記の読み方をあてるのは誤用になります。
また、「丙」は「ひのえ」とも読みますが、「丙欄」に関しては「ひのえらん」ではなく「へいらん」と読むのが一般的です。
「丙欄」について説明
「丙欄」は、「古来中国で誕生した十干の三番目の符号」「物事などの第三番目」を表す「丙」と、「囲い」「仕切り」「枠」といった意を示す「欄」で構成される熟語で、書類などの欄や区分に使用されています。
「丙欄」が登場する主な書類としては、源泉徴収金額を決定する「源泉徴収税額表」が挙げられます。
同表において「丙欄」は源泉徴収の対象者を区分するために使用されており、雇用期間が2か月以内である従業員が対象となる欄とされています。
なお、「丙欄」のように十干の符号を使った言葉には他にも存在し、特に有名なのは十干の一番目である「甲」と二番目である「乙」で、両者は契約書などによく登場します。
まとめ
「丙欄」の正しい読み方は「へいらん」です。
「えらん」や「あきらん」などとは読まないので注意が必要です。
「丙欄」は源泉徴収税額表などの書類で目にすることがある言葉なので、この機会に読み方をマスターしておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を理解する参考にしてください。