この記事では、「中将」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「中将」の正しい読み方は「ちゅうじょう」と「なかしょう」どちら
「中将」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「中」の漢字の音読みは「チュウ・ジュウ」で、訓読みは「なか」です。
また、次の「将」の漢字の音読みは「ショウ」で、訓読みは常用漢字外の読みなりますが「ひき(いる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ちゅうしょう」と読むことが出来、これが発音を容易にする音変化の連濁で「しょう」が「じょう」に変化すれば、「ちゅうじょう」と読める可能性があることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「なかしょう」と読める可能性があることも分かります。
しかし、どちらが正しいかは、残念ながらここから読み取ることは出来ません。
さて、「中将」の正しい読み方は「ちゅうじょう」と「なかしょう」の、いずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「中将」の正しい読み方は「ちゅうじょう」で、「なかしょう」と読むのは間違いです。
この熟語においては、少し特殊と言える湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいことになります。
「中将」の意味
「中将」とは、「軍人の階級の一つで、大将に次ぐ将官の二番目の地位のこと」を意味する言葉です。
「中将」の言葉の使い方や使われ方
・『病気で急逝した大将に代わって、中将が総指揮を執ることになりました』
・『現在の自衛隊では、中将に当たるの地位は、陸将・海将・空将との呼称になっています』
まとめ
「中将」の正しい読み方は「ちゅうじょう」で、「なかしょう」と読むのは間違いです。
また、この「中将」とは、「軍人の階級の一つで、大将に次ぐ将官の二番目の地位のこと」を意味する言葉です。