国家を成立させる上で欠かせないのが「主権」です。
これがないと国家は成り立たないほど重要なものですが、具体的にどのようなものを指し何と読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「主権」の正しい読み方と意味について解説します。
「主権」の正しい読み方は「しゅけん」と「しゅごん」どちら
「主権」という言葉の読み方として考えられるのが「しゅけん」と「しゅごん」のどちらかです。
「しゅけん」と「しゅごん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「主権」の正しい読み方は「しゅけん」です。
「主」は「主人」【しゅじん】「店主」【てんしゅ】など「しゅ」と読みます。
「権」は「権限」【けんげん】「利権」【りけん】など「けん」と読むほか、「権能」【ごんのう】「権現」【ごんげん】など「ごん」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「しゅけん」と「しゅごん」の2つのうち「主権」の正しい読み方は「しゅけん」です。
「主権」の意味
「主権」とは、「国家が持つ最高権力」を意味する言葉です。
「国民」「領域」と並ぶ国家を構成する3要素のひとつで、国を統治する最上位の権力を指します。
専制君主制の国では君主の持つ権力が「主権」に当たりますが現在の民主主義国家では国民が持つとされています。
国の意思決定能力や統治能力など国としての判断や決定に関わる権力の総称であり具体的な形を伴うものではありません。
国家を国家としてあらしめている権力が「主権」です。
「主権」の言葉の使い方や使われ方
・『日本の主権は国民にある』
・『侵略戦争で主権がおびやかされる』
・『クーデターにより独裁者は主権を失った』
まとめ
「主権」は「しゅけん」が正しい読み方で「しゅごん」と読むのは間違いです。
我々にも直接関わりのある言葉なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。