この記事では、「人権」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「人権」の正しい読み方は「じんけん」と「ひとごん」どちら
「人権」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「人」の漢字の音読みは「ジン・ニン」で、訓読みは「ひと」です。
また、次の「権」の漢字の音読みは「ケン・ゴン」で、訓読みは常用漢字外の読み方ですが、「いきお(い)・おもり・はか(る9・かり」です。
ここから、二つの漢字を単純に音読み+音読みで繋げれば、「じんけん」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「ひとごん」と読める可能性があることも分かります。
しかし、どちらが正しい読み方かは、ここから判断することは出来ません。
さて、「人権」の正しい読み方は「じんけん」と「ひとごん」の、いずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「人権」の正しい読み方は「じんけん」で、「ひとごん」と読むのは間違いです。
この熟語においては、少し特殊な湯桶読みではなく、ごく一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことになります。
ちなみに、「権」を使った熟語では、音読みの「けん」と読ませるものが圧倒的に多いですが、もうひとつの音読みの「ごん」との読みを使った熟語も「権化(ごんげ)」や「権現(ごんげん)」など、わずかですが存在します。
「人権」の意味
「人権」とは、「人間が人間として、生まれながらにして持っている権利のこと」を意味する言葉です。
「人権」の言葉の使い方や使われ方
・『日本国憲法では、基本的人権が守られるべきことが記載されており、人権を踏みにじる行為は憲法違反と言えます』
・『民主主義国家に比べて権威主義国家の方が、人権が軽く見られ、蹂躙されることが多いと言えます』
まとめ
「人権」の正しい読み方は「じんけん」で、「ひとごん」と読むのは間違いです。
また、この「人権」とは、「人間が人間として、生まれながらにして持っている権利のこと」を意味する言葉です。
