「今生」の読み方と意味とは?「こんじょう」と「こんせい」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「今生」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「今生」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「今生」の正しい読み方は「こんじょう」と「こんせい」どちら

最初に「今生」の熟語を構成する漢字の個別の読み方について、説明します。

「今」の漢字の音読みは「コン・ キン」で、訓読みは「いま」です。

また「生」の漢字の音読みは「 セイ・ショウ」で、訓読みは「い(きる)・う(まれる)」です。

ここから、音読み+音読みで「こんしょう」または「こんせい」と読むことが出来ることが分かりますが、「こんじょう」とは読めそうには思えません。

しかし、日本語では熟語を構成する際に、発音が難しい場合には、後ろの語を濁って読むという「連濁」と呼ばれる変化をすることがあります。

従って、「こんしょう」「連濁」により「こんじょう」と変化することが考えられ、「こんじょう」との読みなる可能性もあり、間違いと断定することはできないのです。

個別の漢字の読みからは、以上の分析が出来ますが、さて「今生」の正しい読み方は、「こんじょう」「こんせい」のどちらなのでしょうか。

正しい読み方の結論

結論を述べますと、「今生」の読み方は「こんじょう」が正しく、「こんせい」との読みは、間違いです。

もちろん、正しい読みである「こんじょう」は、先に記した「連濁」の変化を起こした読み方なのです。

「今生」の意味

「今生」とは、「この世に生きている間、すなわち現世」を意味する言葉です。

「今生の別れ」との表現で、見聞きすることが多い言葉と言えます。

「今生」の言葉の使い方や使われ方

・『妻と今生で出会えたことは、今でも良かったと思っています』
・『卒業式でひどく泣いている人を見ると、今生の別れでもあるまいにと、少し白けてしまいます』

まとめ

「今生」の読み方は「こんじょう」が正しく、「こんせい」と読むのは間違いです。

また「今生」とは、「この世に生きている間、すなわち現世」を意味する言葉です。

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