「他山の石」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「他山の石」の読み方とは? 読み方

この記事では、「他山の石」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「他山の石」の正しい読み方

「他山の石」の正しい読み方は「たざんのいし」です。

「たざん」は音読みです。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「いし」は訓読みです。

訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。

「山」の音読みは「さん」ですが、「ざん」と読むのは連濁(れんだく)です。

連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くするために後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。

「他山の石」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「他山の石」「たやまのいし」「ほかやまのいし」などと間違って読まれることがあります。

「他山の石」について説明

「他山の石」は、「他人の誤りや失敗、取るに足らないことなどを、自分の行動の参考にして学ことのたとえ」という意味のことわざです。

たとえ自分とは直接関係のないこともでも、よく見聞きして今後の自分の成長のために、知恵や徳を磨くことを表しています。

学ぶ内容は、悪いこと・不幸なことが対象です。

類語に「人のふり見て我がふり直せ」があり、「他人の行いの善悪を見て、自分の行いを反省し改めよという教訓」です。

「他山の石」「他人の誤った言動も自分の行いの参考となる」という意味で、対象となるものが違います。

「他山の石」の言葉の由来

「他山の石」は中国の歴史書「詩経(しきょう)」の一節からの引用です。

文章中に「他山の石、以て玉を攻むべし」という一節があり。

「他の山から出たつまらない石でも、それを砥石にすれば宝石を磨くのに役立つ」という意味です。

ここから転じて、「他人の良くない言動でも自分の修行の助けになる」という意味で使われる様になりました。

まとめ

今回は「他山の石」の読み方について紹介しました。

間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。

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