この記事では、「仮性」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「仮性」の正しい読み方は「かせい」と「かりせい」どちら
「仮性」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「仮」の漢字の音読みは「カ・ケ」で、訓読みは「かり」です。
また、「性」の漢字の音読みは「セイ・ショウ」で、訓読みは常用漢字外の読み方ですが、「さが・たち」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かせい」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば「かりせい」と読める可能性があることも分かります。
しかし、この分析からは、いずれの読み方が正しいかは、残念ながら判断できません。
さて、「仮性」の正しい読み方は「かせい」と「かりせい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「仮性」の正しい読み方は「かせい」で、「かりせい」と読むのは間違いです。
この熟語においては、少し特殊とも言える湯桶読みではなく、ごく一般的な音読みを重ねた読み方が正しいと言うことです。
ちなみに、「仮」を使った熟語では、音読みの「カ」と読ませるものが多いですが、「仮寝」や「仮初?(かりそめ)?」や「仮処分」など、訓読みの「かり」と読ませる熟語もあります。
「仮性」の意味
「仮性」とは「病気において、その原因は異なるものの、症状が真性の病気に類似しているも」を指す言葉です。
「仮性」の言葉の使い方や使われ方
・『細かいものを集中的に見ていると、一時的に近視のように視力が落ちることがあります。これは仮性近視と呼ばれています』
・『小児がロタウイルスに感染すると、コレラに似た症状を起こすので、仮性小児コレラとも呼ばれています』
まとめ
「仮性」の正しい読み方は「かせい」で、「かりせい」と読むのは間違いです。
また、この「仮性」とは「病気において、その原因は異なるものの、症状が真性の病気に類似しているも」を指す言葉です。