「余波」の読み方と意味とは?「なごり」と「よは」の正しい読み方について詳しく解釈

「余波」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「余波」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「余波」の正しい読み方は「なごり」と「よは」どちら

「余波」には3つの読み方があります。

1つ目は「なごり」で、熟字訓という読み方です。

熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。

2つ目は「なごろ」で、こちらも熟字訓です。

3つ目は「よは」で、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

正しい読み方の結論

「余波」の正しい読み方は「なごり」「なごろ」「よは」の3つになります。

ただし、読み方により意味が違ってきます。

「余波」の意味

「余波」の読み方による意味の違いは以下の通りです。

「なごり」と読む場合、「波が打ち寄せたあと、渚のあちこちに残っている海水や海藻など」「強風の吹きやんだあとに、まだ影響が残っている波」という意味です。

「なごり」の語源は「波残り(なみのこり)」という言葉で、波に打ち上げられて残った海水や海藻のことです。

ここから「波の余り」として「余波」という漢字が当てはめられました。

「なごろ」「なごり」の音変化です。

「よは」と読む場合、「天候が回復した後に残っている波」「ある事柄が起きた時に、周囲に影響を及ぼすこと」という意味です。

「余波」の言葉の使い方や使われ方

「余波」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『浜辺の余波(なごり)を風流に楽しむ』
・『台風の余波(よは)でまだ船が大きく揺れる』
・『停電の余波(よは)でシステムに不具合が生じる』

まとめ

今回は「余波」の読み方について紹介しました。

「余波」の正しい読み方は「なごり」「なごろ」「よは」の3つで、読み方により使い方が変わってきます。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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