「供出」の読み方と意味とは?「きょうしゅつ」と「ともで」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「供出」の読み方と意味とは? 読み方

「供出」という言葉にはどういった意味があり正しい読み方は何なのでしょうか。

今回は、「供出」の正しい読み方と意味について解説します。

「供出」の正しい読み方は「きょうしゅつ」と「ともで」どちら

「供出」の読み方として「きょうしゅつ」「ともで」の2つが候補になります。

「きょうしゅつ」「ともで」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。

正しい読み方の結論

「供出」の正しい読み方は「きょうしゅつ」です。

「供」には「供託」【きょうたく】「供用」【きょうよう】など「きょう」という読み方と、「供を引き連れる」【ともをひきつれる】「供になる」【ともになる】など「とも」という読み方があります。

「出」「出撃」【しゅつげき】「退出」【たいしゅつ】など「しゅつ」と読むほか、「出前」【でまえ】「遠出」【とおで】など「で」とも読みます。

漢字の読み方を組み合わせるとできる「きょうしゅつ」「ともで」のうち「供出」の正しい読み方は「きょうしゅつ」です。

「供出」の意味

「供出」とは、「求めに応じて差し出すこと」を意味する言葉です。

国や政府などの求めに応じて金銭や物品などを差し出す行為を指します。

形式的には自由意志に基づく判断のもと差し出す形になってはいるものの半ば強制的な形で差し出さざるを得ない場合に「供出」という表現を用います。

戦時下において金銭や物資の提供を求められて差し出すことを表す時に使われるほか、米や麦などの作物を政府の割り当てに応じて半強制的に売り渡すことを意味する言葉です。

「供出」の言葉の使い方や使われ方

・『政府の言い値で米を供出する』
・『家にある鉄製品を軍に供出した』
・『大仏は供出された金属で作られている』

まとめ

「供出」の読み方は「きょうしゅつ」が正しく「ともで」とは読みません。

使う機会の少ない言葉ですが意味と読み方を知っておきましょう。

読み方
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