「借室」は何と読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「借室」の正しい読み方と意味について解説します。
「借室」の正しい読み方は「しゃくしつ」と「たいしつ」どちら
「借室」という言葉の読み方として考えられるのが「しゃくしつ」と「たいしつ」のどちらかです。
「しゃくしつ」と「たいしつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「借室」の正しい読み方は「しゃくしつ」です。
「借」には「借家」【しゃくや】「拝借」【はいしゃく】など「しゃく」と読み、「室」は「室内」【しつない】「客室」【きゃくしつ】など「しつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「しゃくしつ」が「借室」の正しい読み方です。
「借」と「たい」という読み方はありません。
「たい」と読むのは「借」の反対語にあたる「貸」で、「たいしつ」だと「貸室」になってしまい正反対の意味になってしまいます。
「借室」の意味
「借室」とは、「借りた部屋」を意味する言葉です。
「借室」の「室」には建物の中にある区切られた空間という意味があり、通常は部屋のことを指します。
「借室」とは自己所有している部屋ではなく他人が所有している部屋を借りた部屋を指す言葉です。
一般的に「借室」という言葉は業界の専門用語として使われ、電力会社が所有する土地や建物ではなく電気の需要家から提供された場所を利用して変電設備を設置し電力を供給する配電方式を専門用語で「借室電気室」といいます。
「借室」は借りた部屋の意味以外にも借室電気室の略称としても使われる言葉です。
「借室」の言葉の使い方や使われ方
・『アパートの2階が借室だ』
・『借室電気室の工事を進める』
・『新しい工場には借室電気室で配電する』
まとめ
「借室」は「しゃくしつ」が正しく「たいしつ」は間違いです。
あまり使わない言葉ですが読み方はそのままなので覚えておきましょう。