この記事では、「傷なう」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「傷なう」の正しい読み方は「そこなう」と「きずなう」どちら
「傷なう」の正しい読み方を考えるために、最初に、「傷」の漢字の読みを漢字辞書で確認します。
「傷」の常用漢字としては、音読みは「ショウ」で、訓読みは「きず・いた(む)・いた(める)」と記載されています。
そして常用漢字外として「そこ(なう)」が記載されています。
ここから、「そこなう」と読めることが分かります。
また、音読みの「きず」に「なう」の送り仮名を付ければ、「きずなう」と読める可能性もありそうですが、こんな言葉は聞いたことはありません。
さて、「傷なう」の正しい読み方は「そこなう」と「きずなう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「傷なう」の正しい読み方は「そこなう」で、「きずなう」と読むのは間違いです。
「傷なう」の意味
「傷なう」とは「本来の機能や、正常な状態が失われること」を意味する言葉です。
「損(そこ)なう」と、ほぼ同じ意味を持つ表現です。
この「損」と、「傷」の漢字を重ねた「損傷」はご存知の通りです。
「傷なう」の言葉の使い方や使われ方
・『ぎっくり腰になり、人間としての足腰を動かす機能が、全く傷なわれてしまいました』
・『スマートホンをコンクリート上に落とし、ガラスが割れ、入力機能が傷なうわれ、使えなくなってしまった』
・『損なうと、傷なうを重ねた熟語が損傷です』
まとめ
「傷なう」の正しい読み方は「そこなう」で、「きずなう」と読むのは間違いです。
また、この「傷なう」とは「本来の機能や、正常な状態が失われること」を意味する言葉です。