この記事では、「傾ける」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「傾ける」の正しい読み方
「傾ける」の正しい読み方は「かたむける」です。
「かたむ・ける」は訓読みです。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「傾ける」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「傾ける」は「あずける」「よろける」などと間違って読まれることがあります。
「傾ける」について説明
「傾ける」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ものを斜めの状態にする」という意味です。
2つ目は「お酒を飲むことのたとえ」という意味です。
3つ目は「勢いを衰えさせて存在を危うくさせる」という意味です。
4つ目は「力・注意・意識などを、その方向へ集中させる」という意味です。
「傾ける」は動詞として「傾ける・傾けた」「傾けて運ぶ」などと使われ、名詞形は「傾き」になります。
類語に「かしげる」があり、漢字で「傾げる」と書き、「斜めにする」という意味です。
「傾ける」は「物の大きさや斜めにする度合いに関係なく使う」、「かしげる」は「首をかしげるなど、ちょっと斜めにする時に使われることの多い語」という使い分けがあります。
「傾ける」の言葉の由来
「傾ける」の「傾」という漢字は「横から見た人」「かたむく人」「人の頭部」の象形で成り立っています。
「頭を斜めにする」という意味から「かたむく・かたむける」として使われる様になりました。
「かたむける」という読み方は古語「かたぶける(片向ける)」が語源で、「片方へ向ける」という意味です。
まとめ
今回は「傾ける」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。