「元首」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「元首」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「元首」の正しい読み方は「げんしゅ」
「元首」の正しい読み方は「げんしゅ」です。
「元」には「元勲」【げんくん】「天元」【てんげん】など「げん」という読み方があります。
「首」は「首脳」【しゅのう】「党首」【とうしゅ】など「しゅ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「げんしゅ」が「元首」の正しい読み方です。
「元首」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「元首」のよくある間違った読み方として挙がるのが「がんしゅ」「げんくび」です。
「元」には「元旦」【がんたん】「元本」【がんぽん】など「がん」という読み方があり「首」は「首筋」【首筋】「手首」【てくび】など「くび」とも読みます。
どちらも「元首」には当てはまらない読み方です。
「元首」について説明
「元首」とは、「国家の一番上に位置する人」を指す言葉です。
国家体制の中でトップに立つ国の代表を指します。
どのような立場が「元首」に当たるかは国家の支配体制によって異なります。
君主制の国では国家の支配者で当たる王や皇帝が「元首」です。
共和制の国では大統領が、社会主義国や共産主義国では人民の代表である国家主席や第一書記が「元首」に当たります。
日本には明確な規定がないものの天皇が国家の象徴であり、対外的には「元首」として扱われています。
「元首」の言葉の由来
「首」は「首長」「首脳」など「体制のトップ」を意味します。
「これより上は存在しないトップの大元」が「元首」の由来です。
まとめ
「元首」は国によって異なります。
とても重要な意味を持つ言葉なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。