この記事では、「先刻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「先刻」の正しい読み方は「せんこく」と「さきこく」どちら
「先刻」は「せんこく」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「先」の音読みは「せん」、訓読みは「さき・ま(ず)」、「刻」の音読みは「こく」、訓読みは「きざ(む)・とき」です。
「先刻」と表記する場合「さきこく」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「先刻」の正しい読み方は「せんこく」です。
「さきこく」とは読みません。
「先刻」の意味
「先刻」の意味は「少し前の時・さっき」、副詞的に「前から~である」「既に~である」です。
「先」は「空間的にいちばん前の方」「ある時点より前」という意味、「刻」は「刃物で切れ目を入れる」から転じて「時間」という意味、「先刻」で「ある時点より前の時間」になります。
「先刻」と似た意味の言葉に「先程(さきほど)」がありますが、こちらは「少し前の時」という意味のみで、「前から」「既に」という意味はありません。
「程」は言葉を和らげる意味もあり「先」を丁寧にする意味でも使われます。
「先刻」の言葉の使い方や使われ方
「先刻」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『先刻から会議室でお客様がお待ちです』
・『先刻会った人と意気投合して盛り上がる』
・『その様なことは言われなくても先刻承知している』
まとめ
今回は「先刻」の読み方について紹介しました。
「先刻」の正しい読み方は「せんこく」で、「さきこく」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。