「公孫樹」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「公孫樹」の読み方とは? 読み方

この記事では「公孫樹」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「公孫樹」の正しい読み方は「こうそんじゅ」

「公孫樹」の正しい読み方は「こうそんじゅ」「いちょう」です。

「公孫樹」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「公孫樹」は、「公」「孫」「樹」を音読みで「コウ・ソン・ジュ」と読むのが正しいです。

しかし、正しい読み方を知らないと、「樹」を訓読みで「き」と読んで「こうそんき」と読んでしまう可能性があります。

「公孫樹」について説明

「公孫樹」は、イチョウ科イチョウ属の、扇のような形の葉を持つ落葉樹です。

木の高さが数mから30mにも成長する高木で、街路樹や神社の象徴として広く栽培されています。

11月頃には一斉に黄葉し、秋らしい景観が楽しめます。

また、秋には銀杏(ぎんなん)と呼ばれる実がなることでも知られます。

なお「公孫樹」が好んで植樹されるのは、「公孫樹」の木が燃えにくく火事になりにくいためとされています。

「公孫樹」の言葉の由来

「公孫樹」「イチョウ」という名前に後から付けられた当て字です。

そもそも、いちょうという名前は中国での呼び名「鴨脚(ヤーチャオ)」に由来があります。

葉の形がカモの脚の水かきに似ていることから「ヤーチャオ」と呼ばれ、日本でそれが転じて「イチョウ」になったのです。

そのため、いちょうは「鴨脚樹」と表記することもあります。

また、いちょうは木が大きく成長するのに孫の代まで年月がかかることから「公孫樹(こうそんじゅ)」という漢字があてられるようになりました。

実は杏(あんず)に似て殻が銀色に見えることから実を「銀杏(ぎんなん)」と読むほか、樹木を「銀杏(いちょう)」とも表記します。

つまり「公孫樹」「銀杏」「鴨脚樹」はどれもいちょうと読むことができ、実であるぎんなんは漢字で「銀杏」と表記するということになります。

まとめ

「公孫樹」の正しい読み方は「こうそんじゅ」または「いちょう」です。

「こうそんき」と読むと間違いになるので、正しい読み方を確認しておきましょう。

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