この記事では、「円熟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「円熟」の正しい読み方は「えんじゅく」と「えんちゅう」どちら
「円熟」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「円」の漢字の音読みは「エン」で、訓読みは「まる(い)」です。
また、「熟」の漢字の音読みは「ジュク」で、訓読みは「う(れる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「えんじゅく」と読めることが分かります。
しかし、「熟」の漢字に「ちゅう」との読みがないことから、「えんちゅう」と読むのは無理で、間違いだろうと思われます。
さて、「円熟」の正しい読み方は「えんじゅく」と「えんちゅう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「円熟」の正しい読み方は「えんじゅく」で、「えんちゅう」と読むのは、先に漢字の個別の読みから推察した通り、明らかに間違いです。
「えんちゅう」と読む熟語には、「底面が円形の柱状形のこと」を意味する「円柱」がありますが、漢字が似ている訳でもなく、意味にも全く似た所がなく、なぜこうした読み間違いをされることがあるのか、その理由は分かりません。
「円熟」の意味
「円熟」とは、「人格や知識・技術などが円満に発達し、豊かな内容を持っている状態のこと」を意味する言葉です。
「円熟」の言葉の使い方や使われ方
・『あの落語家の演技は正に円熟の域に達している』
・『職人の円熟した技により、この素晴らしい工芸品が作ることが出来るのです』
まとめ
「円熟」の正しい読み方は「えんじゅく」で、「えんちゅう」と読むのは明らかに間違いです。
また、この「円熟」とは、「人格や知識・技術などが円満に発達し、豊かな内容を持っている状態のこと」を意味する言葉です。
