この記事では、「冠した」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「冠した」の正しい読み方
「冠した」の正しい読み方は「かんした」です。
「かん・した」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「冠した」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「冠した」は「かんむりした」「ほどこした」などと間違って読まれることがあります。
「冠した」について説明
「冠した」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ある地位のあかしとして、かんむりを載せる」という意味です。
2つ目は転じて「男性が元服する」という意味です。
3つ目は更に転じて「ものごとの名称の上に、元となるものを特定する言葉や、名称・称号・文字などを付けること」という意味です。
「冠した」は動詞「冠する」の連用形「冠し」に、過去・完了・存続・確認の助動詞「た」が付いた語です。
「名を冠する」として使われることが多く、「本来の名称の前に、別の名称が引用されて付いていること」という意味です。
「冠した」の言葉の由来
「冠した」の「冠」という漢字は「上部のおおい」「かんむりをつけた人」「手首に親指をあて脈をはかる様子」の象形です。
ここから「かんむりを付けること」として使われる様になりました。
「かんむり」という読みかたは「被る(かぶる)」という意味の古語「かがふる」が語源とされ、変化して「かがふり」「かうぶり」「かんむり」になりました。
まとめ
今回は「冠した」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。