この記事では、「凡て」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「凡て」の正しい読み方
「凡て」の正しい読み方は「すべて」です。
「すべて」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「凡て」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「凡て」は「ぼんて」「もって」などと間違って読まれることがあります。
「凡て」について説明
「凡て」の意味は以下の通りです。
1つ目は「一般的に、およそとされる程度」という意味です。
2つ目は「あらゆるもを含んだ全て」という意味です。
3つ目は「並みで目立たないこと」という意味です。
「凡て」は名詞・副詞として「凡ての要素を含んだ」「凡てのものが消えた」などと使われます。
常用外の読み方であるために、日常でつかわれることはほとんどありません。
同じ読み方をする語に「全て」「総て」があります。
「凡て」は「おおよそ」という意味が語源、「全て」は「まったく」という意味が語源、「総て」は「たばねる」という意味が語源で、それぞれ語源が違いますが、「すべて」という意味になります。
「凡て」の言葉の由来
「凡て」の「凡」という漢字は、「風を受ける帆」の象形です。
ここから「色々な方向から吹いてくる風」「すべて」という意味になりました。
「すべて」という読みかたは、古語の「統ぶ(すぶ)」が語源で、「ばらばらのものを一つにまとめる」という意味です。
まとめ
今回は「凡て」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。