この記事では、「処分」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「処分」の正しい読み方は「しょぶん」と「じょぶん」どちら
「処分」には3つの読み方があります。
1つ目は「しょぶん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「そぶん」で、こちらも音読みになります。
3つ目は「そうぶん」で、「そぶん」の音変化です。
「処」の音読みは「しょ・そ」、訓読みは「ところ・お(る)・お(く)」、「分」の音読みは「ぶん・ふん・ぶ」、訓読みは「わ(ける)・わ(かれる)・わ(かる)・わ(かつ)」です。
「処分」と表記する場合、「じょぶん」とは読みません。
正しい読み方の結論
「処分」の正しい読み方は「しょぶん」「そぶん」「そうぶん」の3つで、読み方により意味が違ってきます。
「じょぶん」とは読みません。
「処分」の意味
「処分」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「しょぶん」と読む場合、「ものごとの取り扱い方を決めて始末をつけること」「規則を破った者に罰を与えること」「不要なものを手放したり消滅させたりして適切に始末すること」「法律上の決まりごとを執行すること」です。
「そぶん・そうぶん」と読む場合、「遺産を譲与・分配すること」という意味です。
「処」は「おる・おく・すえる・とどまる」から転じて「取りさばく」という意味、「分」は「離して別々にする」から転じて「見極める・わきまえる」という意味、「処分」で「取りさばき方を見極めること」になります。
「処分」の言葉の使い方や使われ方
「処分」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『高齢の親を引き取ることになり、実家を処分する』
・『機密書類を漏洩させたとして懲戒処分を受ける』
・『親から多大な処分(そぶん・そうぶん)を受ける』
まとめ
今回は「処分」の読み方について紹介しました。
「処分」の正しい読み方は「しょぶん」で、「じょぶん」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。