この記事では、「凪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「凪」の正しい読み方は「なぎ」と「ほ」どちら
「凪」は音読みはなく、訓読みで「なぎ」や「な(ぐ)」と読みます。
「凪」は「ほ」とは読みません。
ですが、「ほ」と読む漢字で「帆」があり、「凪」と漢字の見た目が似ている語かもしれません。
「帆」は音読みで「ハン」、訓読みで「ほ」と読みます。
正しい読み方の結論
「凪」は「なぎ」と読みます。
また、「凪」は「凪ぎ」や「凪ぐ」と表すこともできます。
「凪」の意味
「凪」とは、風が止んで、波が穏やかになることを意味しています。
また、そのような状態のことを表しています。
風力で0(風速毎秒0. 0?0. 2m)の状態を言います。
「凪」は英語で「calm」と表記します。
「朝凪(あさなぎ)」は、朝早くに風が止んで、海が穏やかになる状態のことです。
「夕凪(ゆうなぎ)」は、夕方、風が止んで、海が穏やかになることを意味します。
「凪」と対する状態のことを「時化(しけ)」と言います。
「時化」は風雨のために、海が荒れることを意味しています。
「凪」の言葉の使い方や使われ方
・『海はしばらく凪の状態が続くようです』
・『「凪」は穏やかな様子や雰囲気と言う意味で用いられることもあります』
・『「凪」と言う漢字は、人名にも用いられています』
まとめ
「ほ」と読む漢字の「帆」は、風を受けて船を進めるための布のことを意味しています。
「凪(なぎ)」と「帆(ほ)」は、どちらも海風に関係している語だと言えるでしょう。
ですが、「凪」と「帆」は読み方も意味も異なっています。
これらを混同して、間違った使い方をしないように気を付けたいものです。