この記事では、「刀鍛冶」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「刀鍛冶」の正しい読み方は「かたなかじ」と「とうかじ」どちら
「刀鍛冶」の「刀」は、音読みで「トウ」、訓読みで「かたな」と読みます。
また「鍛」は、音読みで「タン」、訓読みで「きた(える)」となります。
さらに「冶」は、音読みで「ヤ」、訓読みで「と(ける)」などと読むことができます。
「鍛冶」は音読み、訓読みでは「かじ」とは読まないので、「かたなかじ」、「とうかじ」と読めません。
正しい読み方の結論
「刀鍛冶」は「かたなかじ」と読みます。
「鍛冶」を「かじ」と読むのは当て字のようです。
また、「かじ」は「金打ち(かなうち・かねうち)」が元になっていて、そこから「かぬち」、「かんぢ」、「かじ」と読み方が変化したと言われています。
「刀鍛冶」は「とうかじ」ではなく、「かたなかじ」と読むようにしましょう。
「刀鍛冶」の意味
「刀鍛冶」とは、刀や剣を作る職人のことを言います。
中でも、特に日本刀を作る職人を指しています。
「刀鍛冶」の「刀」は、「かたな」、「刃物」などを意味しています。
また「鍛」は、「きたえる」、「金属を熱し、叩いて質を良くする」などを表しています。
さらに「冶」は、「いる」、「とける」、「とかす」などの意味を持っています。
そのため、「刀鍛冶」は漢字の意味から見ると、「刀をとかして鍛える」と言う意味合いになります。
「刀鍛冶」の言葉の使い方や使われ方
・『刀鍛冶は武士の時代にもっとも盛んになりました』
・『刀鍛冶が作る日本刀は、美術工芸品でもあります』
・『刀鍛冶になるためには、最低でも五年の修業が必要です』
まとめ
「刀鍛冶」と同じような意味を持つ語としては、「刀工(とうこう)」、「刀匠(とうしょう)」「刀師(かたなし)」などが挙げられます。
「刀鍛冶」は「かたなかじ」と読むことを覚えておくと良いでしょう。