「判官贔屓」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「判官贔屓」の読み方とは? 読み方

この記事では、「判官贔屓」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「判官贔屓」の正しい読み方

「判官贔屓」の正しい読み方は「ほうがんびいき・はんがんびいき」です。

「ほう・はん・がん・びい・き」全て音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「官」「贔」の音読みはそれぞれ「かん」「ひい」ですが、「がん」「びい」と読むのは連濁(れんだく)です。

連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。

「判官贔屓」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「判官贔屓」「はんかんしょうかい」などと間違って読まれることがあります。

「判官贔屓」について説明

「判官贔屓」とは、「立場が弱い者への同情や憐れみの気持ちにより、つい味方してしまうこと」という意味です。

辛い立場にいる弱い者を見ると、その人の方が他の人より善人に見えてしまい、公平な目で見られなくなってしまうことのたとえです。

「判官贔屓」「判官贔屓する・した」「判官贔屓が過ぎる」などと使われます。

実際に何らかの措置をするのではなく、感情面を表す言葉として使われることが多くなります。

「判官贔屓」の言葉の由来

「判官贔屓」は、平安時代の日本の武将「源義経」の生涯から来ていると言われています。

「判官」は昔の役職の名称で「ほうがん」と読まれていました。

源義経は判官で「九郎判官義経(くろうほうがんよしつね)」と呼ばれていました。

源義経は戦で素晴らしい功績を挙げたものの、実兄「源頼朝」に疎まれ命を狙われます。

その悲劇に人々が同情したことから、「判官贔屓」という言葉が誕生しました。

まとめ

今回は「判官贔屓」の読み方について紹介しました。

間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。

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