「前栽」は使われている漢字からも分かるように植物に関連する言葉ですが、具体的に何を表しどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「前栽」の正しい読み方と意味について解説します。
「前栽」の正しい読み方は「せんざい」と「まえさい」どちら
「前栽」という言葉の読み方として思い当たるのは「せんざい」と「まえさい」の2つです。
「せんざい」と「まえさい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「前栽」の正しい読み方は「せんざい」です。
「前」には「前線」【ぜんせん】「前後」【ぜんご】など「ぜん」という読み方がありますが一部の熟語では「ぜん」ではなく「せん」と読み、その他にも「前厄」【まえやく】「男前」【おとこまえ】など「まえ」という読み方があります。
「栽」は「栽培」【さいばい】「盆栽」【ぼんさい】など「さい」と読むほか、一部の熟語での読み方は「さい」ではなく「ざい」と読みます。
「前栽」の読み方は普通に考えると「まえさい」や「ぜんさい」ですが、正しい読み方はそのどちらでもない「せんざい」です。
「前」を「せん」と読む言葉は「前栽」以外には辞書にも載っていません。
「前栽」の意味
「前栽」とは、「庭に植えてある木」もしくは「草木が植えられている庭」を意味する言葉です。
住宅の庭の中でも特に座敷に面した植物が植えられている庭を指します。
「前栽」の言葉の使い方や使われ方
・『前栽の手入れをする』
・『とても立派な前栽のある屋敷』
・『京都の町家には小さいながらも前栽がある』
まとめ
「前栽」は「せんざい」が正しい読み方で「まえさい」と読むのは誤りです。
他の熟語では見られない特殊な読み方なので読み間違えないように正しい読み方と言葉の意味を覚えておきましょう。