この記事では、「割賦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「割賦」の正しい読み方
「割賦」の正しい読み方は「かっぷ・わっぷ」です。
「かっぷ」は音読みです。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「わっぷ」は訓音読みです。
訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
「割」の音読みは「かつ」、訓読みは「わ(る)」ですが、「かっ」「わっ」と読むのは促音化(そくおんか)です。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
また、「賦」の音読みは「ふ」ですが「ぷ」と読むのは半濁音化(はんだくおんか)です。
半濁音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、前の語が促音や鼻音の場合、発音し易くするために後の語の頭が「ハ行」から「パ行」に変化する文法です。
「割賦」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「割賦」は「かつぶ」「わりふ」などと間違って読まれることがあります。
「割賦」について説明
「割賦」の意味は以下の通りです。
1つ目は「負債・代金などを何回かに分けて支払うこと」という意味です。
2つ目は「一人分のを何回かに分けて配ること」という意味です。
「割賦」は「かっぷ」と読むことが多く、名詞として「割賦にする・した」「割賦払い」「割賦販売」などと使われます。
類語に「分割(ぶんかつ)」があり、「いくつかに分けること」という意味です。
「割賦」は「金銭野支払いを分けること」、「分割」は「金銭に限らずいくつかに分けること」という使い方の違いがあります。
「割賦」の言葉の由来
「割賦」は「分割」の「割」と、「月賦」の「賦」を合わせた言葉です。
「分割」は上記で紹介した通り「いくつかに分けること」、「月賦」は「支払うべき全額を一度ではなく、月々に分けて支払うこと」という意味です。
まとめ
今回は「割賦」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。