この記事では、「勘当」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「勘当」の正しい読み方は「かんとう」と「かんどう」どちら
勘当という言葉を見てたまに、かんとうという読み方をしてしまう人がいるものです。
確かに当という漢字は、単体でみると、とうという読み方をするので勘当は、かんとうと読んでしまう事は理解出来ます。
ですが残念ながら勘当を、かんとうと読むのは誤りであり、正しくはかんどうと読むのです。
正しい読み方の結論
勘当は、かんどうという風に後半は濁った読み方をすべき言葉となっています。
ただし勘当の勘の漢字は、かんとそのまま読めるので迷いなく読める人が多いです。
厄介なのは当の漢字であり、そのままだと、どうではなくとうと読めてしまいます。
所が勘当の場合は、連濁という読み方をする必要があるのです。
連濁とは、2つの語が結び付いて1つの語を形成する際に、発音し易くするために後ろの語を濁らせるという発音の仕方だったりします。
そのため勘当は、かんどうと読む事になるのです。
「勘当」の意味
勘当の漢字表記を見れば、考え合わせるや罪を調べ正すといった意味を持つ勘の漢字に、道理にかなうやあてるといった意味を有する当の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
以上の事から勘当は、親が子との縁を切るとか、師弟関係を断つという意味を表すのです。
「勘当」の言葉の使い方や使われ方
・『私は親に勘当された身なので、相談は出来ません』
・『父は兄を勘当してしまった事を、今は後悔しています』
・『仕事に対する真剣味が足りないという理由で、師匠が兄弟子を勘当しました』
まとめ
勘当という言葉は、連濁という発音の仕方により、かんとうではなく、かんどうと読むのが正解となっています。
更に勘当は、親が子との縁切りをする事や主従関係や師弟関係を断つという意味を示すのです。