「勿忘草」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「勿忘草」の読み方とは? 読み方

この記事では、「勿忘草」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「勿忘草」の正しい読み方

「勿忘草」の正しい読み方は「わすれなぐさ」です。

「わすれなぐさ」は熟字訓という読み方です。

熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。

「勿忘草」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「勿忘草」「こつぼうそう」「ものわすれそう」などと間違って読まれることがあります。

「勿忘草」について説明

「勿忘草」とは、「ムラサキ科の多年草で、鉢植えや花壇で栽培される植物のこと」です。

高さ30センチほどで、白、ピンク、青、むらさきなどの色の小さな花が分かれて咲くのが特徴で、「エゾムラサキ」と呼ばれる種類が有名で、水辺に咲き、日本では本州中部以北の高原の湿地に野生化しています。

「勿忘草」の言葉の由来

「勿忘草」の名称は、中国故事で「勿」「してはいけない」という意味から、「忘れてはいけない草」として名づけられました。

「勿忘草」にまつわるエピソードとして、ヨーロッパに伝わる物語が有名です。

中世のドイツで、愛し合う2人お若者が、ドナウ河岸を散歩していたところ、美しい花を見つけました。

男性が彼女のためにその花を摘み取ろうとして、足を滑らせてしまい、急流に落ちてしまいした。

男性は騎士で鎧を身に付けていたため沈んでしまいましたが、その際に手にした花を投げて「私を忘れないで」と叫んだのです。

女性は若者の墓にその花を植えて偲んだという話で、そこから「勿忘草」「恋愛成就の花」として知られる様になりました。

まとめ

今回は「勿忘草」の読み方について紹介しました。

間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。

読み方
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