この記事では、「十分」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「十分」の正しい読み方は「じゅうぶん」と「じっぷん」どちら
「十分」には3つの読み方があります。
1つ目は「じゅうぶん」で、音読みになります。
音読みとは、中国語の発音を元にした読み方です。
2つ目は「じっぷん」「じゅっぷん」で、音読みになります。
本来は「じゅう」ですが、言い易くする為に「じっ」「じゅっ」になることを「促音化」、「ふん」が「ぷん」になることを「半濁音化」と言います。
元々「十」は「じふ」と表記されていたことから、促音化した時の表記は「じっ」になるのです。
正しい読み方の結論
「十分」は「じゅうぶん」「じっぷん」「じゅっぷん」のどれも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「十分」の意味
「十分」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「じゅうぶん」と読む場合、「満ち足りて不足のないさま」「思い残すところのないさま」という意味です。
同じ読み方の言葉に「充分」がありますが、こちらは「気持ち的に満ち足りている様子」という意味で、「十分」の別表記として使われている当て字です。
「じっぷん」「じゅっぷん」と読む場合、「時間の単位で1分の10倍」という意味です。
「十分」の言葉の使い方や使われ方
「十分」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『地元のグルメを十分(じゅうぶん)に堪能する』
・『感染症が流行っているので十分(じゅうぶん)注意して下さい』
・『もう十分(じっぷん)待って来なかったら出発しよう』
まとめ
「十分」は「じゅうぶん」「じっぷん」「じゅっぷん」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。