この記事では、「午」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「午」の正しい読み方は「ご」や「うま」
「午」は音読みで「ご」、訓読みで「うま」や「ひる」と読むのが正しい漢字です。
「午」には、「十二支の第七目」「動物のウマ」「南の方位」「昼の12時及びその前後2時間」「昼」などの意味が含まれています。
「午」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「午」の間違いやすい読み方は「ぎゅう」や「うし」といえます。
「午」と形が類似している「牛」が上記のように読むことから、両者を混同して読んでしまう可能性も考えられます。
「牛」には「午」と同じく「ご」という読み方もあるため、取り違えてよまないよう注意しましょう。
「午」を使った熟語
続いて、「午」を用いた熟語の一部を紹介します。
「午前」
「午前」は「ごぜん」と読む熟語で、「真夜中の0時から正午までの時間帯」もしくは「夜明けから正午までの時間帯」を意味します。
なお、「正午から真夜中の0時まで」または「正午から日が沈むまで」の時間帯のことを「午後」といいます。
「端午」
「たんご」と読む「端午」は「5月5日の節句」を意味する熟語です。
邪気を払うために軒にヨモギや菖蒲をさし、粽や柏餅を食べる習わしがあります。
男児の節句としても有名で、庭にこいのぼりを立てたり、武者人形や甲冑を飾ったりして祝います。
「丙午」
「丙午」は「ひのえうま」と読む言葉で、「干支の第43番目」を意味します。
「午」と「丙」が五行の「火」に属することから、「丙午」に該当する年は火事が多く発生すると信じられてきました。
また、「丙午の年に誕生した女性は気が強く、夫を殺してしまう」という迷信も生まれ、その年の婚姻や出産を控える風潮もありました。
まとめ
「午」は音読みで「ご」、訓読みで「うま」や「ひる」と読む漢字です。
形が似ている「牛」と混同して読まないよう注意が必要といえます。
「午」の意味や、「午」を使用した熟語についても把握しておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を習得する参考にしてください。