この記事では、「卦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「卦」の正しい読み方は「け」や「うらな(う)」
「卦」は音読みで「け」もしくは「か」と読み、訓読みで「うらな(う)」「うらな(い)」と読む言葉です。
「卦」には、「易で吉凶の結果を判断する根本となるもの」や「占い」といった意味が含まれています。
「卦」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「卦」の間違いやすい読み方は「かかり」や「か(ける)」です。
「卦」と形が類似する「掛」が上記のように読むことから両者を取り違えてしまう場合があるかもしれませんが、「卦」は「け」や「か」「うらな(う)」「うらな(い)」と読むのが正しい漢字です。
また、「かい」や「うちかけ」「はだぎ」と読む「褂」も「卦」と形が似ているため混同しないよう気をつけましょう。
「卦」を使った熟語
つづいて「卦」を用いた熟語を紹介します。
「八卦」
「八卦」は「はっけ」と読む言葉で、「易において陰と陽の爻を組み合わせてできる8種類の形」のことを意味し、「はっか」と読む場合もあります。
また、「占い」「易」という意味も持っています。
「本卦」
「ほんけ」と読む「本卦」は、「生まれた年の干支」または「干支を利用して吉凶を占うこと」を意味する言葉です。
自分が生まれた年の干支と同じ干支の年が来ることを「本卦還り」と呼びます。
「卦体」
「卦体」は「けたい」と読む熟語で、「易で使う算木に出現した卦の形」「占った結果」という意味があるほか、「縁起」という意味も持ち合わせています。
縁起でもない様子や不快な感じがする様子のことを「卦体が悪い」と表現します。
まとめ
「卦」の正しい読み方は「け」や「か」、「うらな(う)」や「うらな(い)」です。
「掛」など形が類似する漢字と混同して読まないよう注意が必要です。
「卦」が使われた熟語もチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の正確な読み方を理解する参考にしてください。