「厭世」という言葉はどういった読み方をすれば正しい読み方になるのでしょうか。
今回は、「厭世」の正しい読み方と意味について解説します。
「厭世」の正しい読み方は「いんせい」と「えんせい」どちら
「厭世」という言葉の読み方としては「いんせい」と「えんせい」の2つが候補になります。
「いんせい」と「えんせい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「厭世」の正しい読み方は「えんせい」です。
「厭」は「厭戦」【えんせん】「嫌厭」【けんえん】など「えん」と読みます。
「世」は「世紀」【せいき】「隔世」【かくせい】など「せい」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「えんせい」が「厭世」の正しい読み方です。
「厭」には「いん」という読み方はなく「厭世」を「いんせい」と読むこともありません。
「いんせい」は「厭」の漢字に含まれる「員」【いん】の読み方で読んでしまったことによる誤読です。
「厭世」の意味
「厭世」とは、「世の中を嫌なものだと思うこと」を意味する言葉です。
「厭世」の「厭」には嫌気がさすという意味があります。
世の中の醜い面や汚い所を見てしまったことで生きることや世の中で暮らしていくことが嫌になり価値ないものだと思うことを「厭世」といいます。
負の感情を表す言葉ですが恨みつらみといった積極的なものではなく、どうにでもなればいいという諦めにも似た消極的な感情です。
「厭世」の言葉の使い方や使われ方
・『悪いことが続き厭世的な気分になる』
・『厭世にとらわれると気持ちがどんどん沈んでいく』
・『広い世界を知ることで厭世が晴れた』
まとめ
「厭世」の正しい読み方は「いんせい」ではなく「えんせい」です。
難しい言葉なので正しい読み方と意味を覚えておきましょう。