この記事では、「厳命」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「厳命」の正しい読み方は「げんめい」と「がんめい」どちら
「厳命」は「げんめい」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「厳」の音読みは「げん・ごん」、訓読みは「おごそ(か)・きび(しい)・いかめ(しい)・いかつ(い)」、「命」の音読みは「めい・みょう」、訓読みは「いのち・おお(せ)・みこと」です。
「厳命」と表記する場合「がんめい」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「厳命」の正しい読み方は「げんめい」です。
「がんめい」とは読みません。
「厳命」の意味
「厳命」の意味は「いいかげんなことを許さず命じること、またはその命令」です。
上の者から下の者に対し、手抜きやうっかりミスなどを許さないとしてはっきりと命令することです。
「厳」は「岩」と「二つの口」を表す会意形成文字で、「いかめしい言葉で口やかましく言い渡すこと」という意味、「命」は「人がひざまずいて神意を聞く様子」を表す会意形成文字で、ここから転じて「言いつけ」という意味、「厳命」で「いかめしい言葉でくちやかましく言いつけること」になります。
「厳命」の言葉の使い方や使われ方
「厳命」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『決して社外の者に口外しない様厳命する』
・『必ず今日中に納品する様に厳命される』
・『ライバル社より優れた製品を開発する旨厳命を受ける』
まとめ
今回は「厳命」の読み方について紹介しました。
「厳命」の正しい読み方は「げんめい」で、「がんめい」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。