この記事では、「反物」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「反物」の正しい読み方は「はんぶつ」と「たんもの」どちら
反物という文字表記を見て、はんぶつと読んでしまう人がいるものです。
確かに反の漢字は、反対の反の様に、はんと読むのが一般的である上に、物の漢字も問題なく、ぶつと読む事が出来ます。
なので、はんぶつと読んでしまう事自体は理解出来ますが、残念ながら反物を、はんぶつと読むのは誤りです。
正しくは、たんものと読むべき言葉となっています。
正しい読み方の結論
反物は、たんものと読むのが正解です。
というのも反物の反は、はんという読み方の他にも、たんと読む事が出来ます。
同様に物の漢字も、ぶつという読み方とは別に、ものという読み方が普通に出来るのです。
そのため反物は、それぞれの漢字が可能な読み方である、たんとものを組み合わせて、たんものと読む事になります。
「反物」の意味
反物は、布類の長さの単位やはねかえすといった意味がある反の漢字に、ものやものごと、世間といった意味を持っている物の漢字を加える事で誕生した言葉です。
だからこそ反物は、和服用の織物の総称や大人の和服等の一着物の布地といった意味を示します。
「反物」の言葉の使い方や使われ方
・『反物から着物をあつらえるのは、決して容易ではありません』
・『彼女は反物を購入して、自力で着物を作ったそうです』
・『残念ながらこの反物では、尺が足りません』
まとめ
反は単体で、はんと読み、物はぶつと読む事も可能ですが、反物をはんぶつと読むのは間違いです。
反物は正しくは、たんものという読み方をすべき言葉となっています。
そんな反物は、和服一着分の布地や呉服、和服用織物の総称といった意味を表現するのです。