「収用」は土地に関係する言葉です。
具体的にはどのような意味を持ち何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「収用」の正しい読み方と意味について解説します。
「収用」の正しい読み方は「しゅうよう」と「おさよう」どちら
「収用」という言葉の読み方を漢字の読みから考えてみると「しゅうよう」と「おさよう」が浮かびます。
「しゅうよう」と「おさよう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「収用」の正しい読み方は「しゅうよう」です。
「収」は「収蔵」【しゅうぞう】「没収」【ぼっしゅう】など「しゅう」と読み、「用」は「用件」【ようけん】「採用」【さいよう】など「よう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「しゅうよう」が「収用」の正しい読み方です。
「収用」の意味
「収用」とは、「公共の目的に使用するため国や地方自治体などの公共団体が私有地を取得すること」を意味する言葉です。
公共の目的に使用するため公共団体が民間の土地を取得することを指しますが、建物が建っている土地を手に入れる場合は建物の入手も含みます。
公共団体だからといって私有財産を侵害することはできません。
ただし、憲法により公共の利益にかなう場合に限り正当な補償のもとに強制的に私有財産を入手することが認められています。
正式な手続きを経て私有地を公共団体が強制的に取得する行為が「収用」です。
「収用」の言葉の使い方や使われ方
・『土地の収用が認められる』
・『高速道路予定地の収用が始まった』
・『土地の収用は最後の手段である』
まとめ
「収用」は「しゅうよう」と読むのが正しく「おさよう」は間違いです。
公共工事に関連するニュースで使われる機会が多い言葉なので憶えておきましょう。
