この記事では、「古文書」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「古文書」の正しい読み方は「こぶんしょ」と「こもんじょ」どちら
まず、「古文書」の熟語を構成する漢字の読みについて説明します。
「古」の音読みは「コ」で訓読みは「ふる(い)・いにしえ」です。
次の「文」の音読みは「ブン・ モン」で訓読みは「ふみ」です。
そして「書」の音読みは「ショ」で訓読みは「か(く)」です。
従って「こぶんしょ」と読ます場合も、「こもんじょ」と読ます場合も、いずれも三つの漢字の音読みを重ねた読みだと言えます。
違いは、「文」の音読みの「ぶん」か「もん」のいずれを使うかの違いと言えます。
また、ここで「こもんじょ」と「書」を「しょ」ではなく「じょ」と濁っているのは、日本語でしばしば見られる発音をし易くするための連濁と呼ばれる変化によるものです。
正しい読み方の結論
先に二つの読みの説明をしましたが、それでは正しいのはどちらでしょうか。
結論としては辞書には両方の読みも併記されているので、いずれも正しいと言えます。
しかし、実際にはほとんど「こもんじょ」の読みがなされており、「こぶんしょ」が使われているのは、ごく稀だと言えます。
「古文書」の意味
「古文書」とは、「古い文書」や「古証文」を意味する言葉です。
「古文書」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は古文書の解読を専門とする学者です』
・『テレビ番組で300年続く商家の開かずの金庫を開錠すると、中から多くの古文書が出て来た』
・『歴史を揺るがすような古文書の発見が、現在でも時々あります』
まとめ
「こぶんしょ」と「こもんじょ」のいずれの読みも正しいと言えます。
しかし、実際には圧倒的に「古文書」の読みが使われています。
この「古文書」の意味は、「古い文書」や「古証文」です。