この記事では、「台詞」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「台詞」の正しい読み方は「だいし」と「せりふ」どちら
「台詞」には2つの読み方があります。
1つ目は「だいし」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つめは「せりふ」で、こちらは熟字訓(じゅくじくん)という読み方です。
熟字訓とは、2字以上の語に、言葉そのものの意味をあてはめて、普段使わない読み方にする方法です。
正しい読み方の結論
「台詞」は「だいし」「せりふ」どちらも正しい読み方です。
意味も同じですが、日常会話では「せりふ」が使われることが多くなります。
「台詞」の意味
「台詞」の意味は以下の通りです。
「せりふ」と読む場合、「役者が演技中に話す言葉」「人に言い放つ言葉」「決まり文句」という意味です。
「だいし」は「せりふ」を音読みにした読み方で、意味は同じです。
「せりふ」の語源は「競り言ふ(せりいふ)」という言葉が変化したという説と、「世流布(せるふ)」という言葉が変化した説があります。
「台詞」という漢字は「舞台詞(ぶたいことば)」が省略された言葉です。
因みに、「せりふ」の漢字には「台詞」「科白」がありますが、「台詞」は上記で紹介した「舞台詞」から変化したもので、「科白」は中国から伝わったものとされています。
「台詞」の言葉の使い方や使われ方
「台詞」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『役者が舞台で台詞(せりふ)を噛む』
・『彼は捨て台詞(ぜりふ)を吐いて立ち去った』
・『あの俳優は台詞(だいし)通りに演技しないことで有名だ』
まとめ
今回は「台詞」の読み方について紹介しました。
「台詞」は「だいし」も「せりふ」も正しい読み方で、意味も同じです。
正しく使える様に覚えておきましょう。