この記事では、「各論」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「各論」の正しい読み方は「かくろん」と「かくろ」どちら
「各論」の読み方として想定できるものに、「かくろん」と「かくろ」があります。
「かくろん」と「かくろ」の二つの読み方のうち、「各論」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「各論」の正しい読み方の結論は、「かくろん」が正しい読み方になります。
「各論」の名詞で使用されている「論」という漢字の訓読みは「あげつらう・とく」で、音読みは「ロン」です。
「論」の漢字は、「ロ」という音だけで音読みすることはできません。
そのため、「各論」を「かくろ」と読むのは明らかな誤読として判断されることになります。
また「かくろ」という日本語自体が存在せず、国語辞典にも「かくろ」の項目はありません。
「各論」の意味
「各論」の意味は、「全体をいくつかのジャンル(部門)に分けたとき、それぞれのジャンルに対する個別の理論・考え方」を意味しています。
「各論」という言葉は、「あるテーマや問題の全体ではなく、その全体を分割した複数の項目に対する一つ一つの意見・論述・議論」を指し示しているのです。
「各論」の言葉の使い方や使われ方
「各論」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
『政党がそれぞれの法案・考え方を持ち寄る政策議論では、各論において同意に漕ぎ着けることは極めて困難です』
・『科学的な議論における各論の概要・目的について、優秀な秘書がサマリーをまとめてくれました』
・『総論賛成各論反対という事態は多いのですが、各論を詰めて議論しておかないと後顧の憂いが残ります』
まとめ
この記事では、「各論」の正しい読み方「かくろん」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?
「各論」の読み方・意味・使い方をリサーチしたいときは、この記事の解説を確認してみてください。