「吐露」という言葉にはどういった意味がありどのように読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「吐露」の正しい読み方と意味について解説します。
「吐露」の正しい読み方は「としゅつ」と「とろ」どちら
「吐露」という言葉の読み方として候補になるのが「としゅつ」と「とろ」の2つです。
「としゅつ」と「とろ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「吐露」の正しい読み方は「とろ」です。
には「吐血」【とけつ】「嘔吐」【おうと】など「と」と読みます。
「露」は「露悪」【ろあく】「結露」【けつろ】など「ろ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「とろ」が「吐露」の正しい読み方です。
「露」に「しゅつ」という読み方はなく「吐露」を「としゅつ」と読むことはありません。
「としゅつ」は「吐き出す」という意味を持つ言葉「吐出」の読み方です。
「吐露」の意味
「吐露」とは、「内心を包み隠さず打ち明けること」を意味する言葉です。
「吐露」の「露」には隠されているものを表に出すという意味があります。
心の内に留めていたことを言葉として口から表に出してあらわにすることが「吐露」の意味合いです。
溜まっていた思いを打ち明けることを「吐き出す」といいますが、「吐露」も内心に押しとどめていた思いを吐き出すように話すさまに対して用いる表現です。
「吐露」の言葉の使い方や使われ方
・『親しい友人にだけ本音を吐露する』
・『思わず吐露した一言だったか嘘偽りのない本音だろう』
・『どんなに辛い状況になっても本心を吐露することはなかった』
まとめ
「吐露」は「としゅつ」ではなく「とろ」が正しい読み方です。
思いの丈をこぼすようなときに用いる表現なので正しい読み方と意味を理解して使いましょう。