この記事では、「咎人」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「咎人」の正しい読み方は「とがびと」と「とがにん」どちら
「咎人」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、確認します。
「咎」の漢字は、難しい漢字で滅多に見かけることもないと言えますが、音読みは「キュウ」で、訓読みは「とが」です。
また、「人」の漢字の音読みは「ジン・ ニン」で、訓読みは「ひと」です。
ここから、二つの漢字を訓読み+訓読みで繋げれば、「とがひと」と読むことが出来、これが発音しやすくするための連濁の音変化をしたとすれば、「とがびと」となる可能性があります。
また、二つの漢字を訓読み+音読みで繋いで、いわゆる「湯桶読み」にすれば、「とがにん」と読むことも可能です。
ここから、いずれの読み方も可能なことが分かりますが、そのいずれが正しいかは判断することが出来ません。
さて、「咎人」の正しい読み方は「とがびと」と「とがにん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「咎人」の読み方は「とがにん」が正しく、「とがびと」と読むのは間違いです。
この熟語では、訓読みを重ねた読み方ではなく、「湯桶読み」する方が、正しかったと言うことになります。
「咎人」の意味
「咎人」とは、「罪人、すなわち罪を犯した人のこと」を意味する言葉です。
「咎人」の言葉の使い方や使われ方
・『咎人がとうまる籠で牢獄に護送されています』
・『高貴な咎人は島流しの刑で、地方に流されることが多かった』
・『江戸時代には、行政機関でもある奉行所が咎人を裁いていました』
まとめ
「咎人」の読み方は「とがにん」が正しく、「とがびと」と読むのは間違いです。
また、この「咎人」とは、「罪人、すなわち罪を犯した人のこと」を意味する言葉です。