この記事では、「噴飯」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「噴飯」の正しい読み方
「噴飯」の正しい読み方は「ふんぱん」です。
「ふん・ぱん」は音読みです。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「飯」の音読みは「はん」ですが、「ぱん」と読むのは「半濁音化(はんだくおんか)です。
半濁音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、前の語が促音や鼻音の場合、発音し易くするために後の語の頭が「ハ行」から「パ行」に変化する文法です。
「噴飯」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「噴飯」は「ふんはん」「ふきめし」などと間違って読まれることがあります。
「噴飯」について説明
「噴飯」の意味は以下の通りです。
1つ目は「あまりにおかしくて、食べかけの飯をこらえきれずに噴き出すこと」という元の意味です。
2つ目は転じて、「おかしくて我慢できずに笑ってしまうこと」という意味です。
「噴飯」は名詞として「噴飯の至り」「噴飯もの」として使われることが多くなります。
類語に「笑止千万(しょうしせんばん)」があり、「滑稽きわまりなく、嘲笑ったり呆れたりする様子」という意味です。
「噴飯」が「おかしくてつい吹き出して笑ってしまうこと」、「笑止千万」は「滑稽でばかばかしい様子」という意味の違いがあります。
「噴飯」の言葉の由来
「噴飯」は漢字の意味から成り立つ語です。
「噴」は「ふ(く)」とも読み「内部から外にふき出す」という意味、「飯」は「めし」とも読み「ご飯」という意味、「噴飯」で「口に含んだ飯を吹き出す」、つまり「おかしくて口の中の飯を吹き出すこと」転じて「非常におかしいことのたとえ」になります。
まとめ
今回は「噴飯」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。