この記事では、「嚥下」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「嚥下」の正しい読み方は「えんげ」と「えんか」どちら
「嚥下」の正しい読み方を考えるために、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを、最初に確認します。
「嚥」の漢字の音読みは「エン」で、訓読みは「の(む)・のど」です。
また、「下」の漢字の音読みは「カ・ゲ」で、訓読みは「した・ しも・ さ(げる)・ くだ(る)・お(ろす)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「嚥下」は「えんげ」と「えんか」のいずれとも読める可能性があることが分かります。
さて、「嚥下」の正しい読み方は「えんげ」と「えんか」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、辞書にはどちらの記載もあり、「嚥下」の読み方としては、「えんげ」と「えんか」の両方とも正しいと言えます。
辞書には「えんか」の読み方を主見出しとしているものが多く、もともとは「えんか」の読み方が多かったことが分かります。
しかし、「嚥下(えんげ)性肺炎」や「嚥下(えんげ)障害」などと、医学では「えんげ」と読むケースが多く、そこから最近では「えんげ」の読みの方が、一般的となっています。
「嚥下」の意味
「嚥下」とは、「食べ物や飲み物を飲み下すこと」を意味する言葉です。
「嚥下」の言葉の使い方や使われ方
・『高齢化すると、次第に嚥下が上手に出来なくなり、誤嚥性肺炎などを起こすことが多くなる』
・『えんげの言葉を聞いて、すぐに嚥下のことだと思い浮かぶ人は少ないかも知れません』
まとめ
「嚥下」の読み方としては、「えんげ」と「えんか」の両方とも正しいと言えます。
最近では「えんげ」読み方がよく使われています。
また、この「嚥下」とは、「食べ物や飲み物を飲み下すこと」を意味する言葉です。