この記事では、「因る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「因る」の正しい読み方は「よる」と「こまる」どちら
因るの文字表記を見た人の中には思わず、こまると読んでしまう人がいるものです。
所が肝心の因の漢字に、こまという読みは存在していません。
恐らくは見た目が似ていて、こまという読みがある困の漢字と見間違えて、その様に読んでしまうのだと推測されるのです。
以上の事から因るを、こまると読んでしまうのはシンプルに誤りで、よると読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
因るは、よると読むべき言葉です。
そもそも因の漢字は単体でも、よという読みを持っているので、後に続いている、るの平仮名と組み合わせる事によって、因るは、よると読む事が出来ます。
「因る」の意味
因るは、事の起こるもとやもとの物事に従う等の意味を持っている因の漢字に、平仮名のるを付け足す事によって成立した言葉です。
だからこそ因るは、ある物事が生じる原因となるとか、物事の内容や性質等に関係するといった意味を表します。
「因る」の言葉の使い方や使われ方
・『今日の私の成功は、妻である君のサポートに因るものが非常に大きいです』
・『台風に因る欠航のせいで一晩、空港で足止めされる羽目になりました』
・『万が一のために、地震に因る損害に備える保険に加入しようと考えています』
まとめ
因の漢字には、こまという読み自体が存在していません。
この様に読んでしまう原因は、こまという読みがあって見た目が似ている困の漢字と、勘違いしてしまうためだと考えられるのです。
お陰で因るを、こまると読むのは単純に間違いであり、よると読むのが正解だったりします。
更にそんな因るは、それを原因とするとか、ある物事の手段や材料になるといった意味を表現する際に、用いられる言葉です。