「坐骨」は人間の体にある骨の名前ですが、どんな読み方でどこにある骨なのでしょうか。
今回は、「坐骨」の正しい読み方と意味について解説します。
「坐骨」の正しい読み方は「ざこつ」と「さこつ」どちら
「坐骨」という言葉の読み方として「ざこつ」と「さこつ」の2つが思い当たります。
「ざこつ」と「さこつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「坐骨」の正しい読み方は「ざこつ」です。
「坐」は「坐禅」【ざぜん】「正坐」【せいざ】など「ざ」と読み、「骨」は「骨髄」【こつずい】「軟骨」【なんこつ】など「こつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「ざこつ」が「坐骨」の正しい読み方です。
「坐」に「さ」という読み方はなく「坐骨」を「さこつ」とは読みません。
「さこつ」という名前の骨はありますが漢字では「鎖骨」と書く「坐骨」とは違う骨です。
「坐骨」の意味
「坐骨」とは、「骨盤を形成する骨のひとつで尻の後部にある骨」です。
座った時に最下部に位置する骨で仙骨や尾骨などとともに骨盤を形成しています。
座った時に体重が集中する部分であり、痩せて尻の肉が薄い人が座った時に座面にゴリゴリと当たる骨が「坐骨」です。
周辺には腰から足に伸びる神経が通っているため長時間座り続けるなど神経が圧迫される状態が続くと神経痛が出る可能性があります。
「坐骨」の言葉の使い方や使われ方
・『坐骨の位置を触って確かめてみる』
・『尻餅をついて坐骨にヒビが入った』
・『長時間座り続けると坐骨の周りが痛くなる』
まとめ
「坐骨」は「ざこつ」と読み「さこつ」は別の骨です。
座る時に大きな負荷がかかる部分であり腰痛や神経痛などにも影響します。
長い時間座り続ける時は負荷をかけすぎないよう少しずつ姿勢を変えるなど対策をとってください。