「垂涎」の読み方と意味とは?「すいえん」と「すいぜん」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「垂涎」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「垂涎」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「垂涎」の正しい読み方は「すいえん」と「すいぜん」どちら

「垂涎」には2つの読み方があります。

1つ目は「すいえん」で、慣用読みになります。

慣用読みとは、誤読などにより、本来とは異なる読み方が広く用いられ、定着した読み方のことです。

2つ目は「すいぜん」で、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「垂」の音読みは「すい」、訓読みは「た(れる)・た(らす)・しだ(れる)・しで・なんなん(とする)」「涎」の音読みは「せん・えん・ぜん」、訓読みは「よだれ」です。

正しい読み方の結論

「垂涎」の正しい読み方は「すいえん」「すいぜん」の2つで、意味は同じです。

「垂涎」の意味

「垂涎」意味は「食べ物が食べたくてよだれを垂らすこと」「ある物を手に入れたいと強く望むこと」です。

由来は中国・漢時代の思想家「賈誼(かぎ)」が記した「賈誼新書(かぎしんじょ)」からの引用です。

文章中に、「一国これを聞く者、これを見る者、涎を垂れて相告げん」という一節があり、「国中でこれを聞いた者や、これを見たものは、あまりの羨ましさに涎(よだれ)を垂らして話し合うだろう」という意味です。

これにより、「よだれが垂れる程美味しそうなごちそう」から「何としてでも手に入れたいもののたとえ」として使われる様になりました。

「垂涎」の言葉の使い方や使われ方

「垂涎」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『このギターはミュージシャンにとって垂涎(すいぜん・すいえん)の的だ』
・『垂涎(すいぜん・すいえん)もののフィギュアが出品される』
・『テレビのグルメ番組を垂涎(すいぜん・すいえん)の思いで見る』

まとめ

今回は「垂涎」の読み方について紹介しました。

「垂涎」の正しい読み方は「すいえん」「すいぜん」の2つで、意味は同じです。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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