この記事では、「埴生」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「埴生」の正しい読み方は「はにゅう」と「しょくせい」どちら
「埴生」の「埴」は、音読みで「ショク」、訓読みで「はに」と読みます。
また「生」は、音読みで「セイ」、「ショウ」、訓読みで「い(きる)」、「う(まれる)」、「なま」などと読むことができます。
「埴」と「生」を訓読みで読むと、「はにゅう」と読めなくもありません。
一方、両方を音読みで読むと、「しょくせい」となります。
正しい読み方の結論
「埴生」は「はにゅう」と読みます。
「はにゅう」は「埴生」を「はにふ」と読んでいたものが転訛して、「はにう」から「はにゅう」になったようです。
「埴生」は「しょくせい」と読まずに、「はにゅう」と読むようにしましょう。
「埴生」は他にも、「はぶ」や「はにう」などと読み、地名や人名などで用いられています。
「埴生」の意味
「埴生」とは、陶器などを作る粘土がある土地や、その粘土(埴土)のことを言います。
他には「埴生の小屋」を略した言葉のことです。
「埴生」の「埴」は、「はに」、「粘土」などの意味があります。
また「生」は、「いきる」、「いのち」、「うむ」などを表しています。
「埴生」の言葉の使い方や使われ方
・『「埴生の宿」とは、土で塗っただけの、粗末でみすぼらしい家のことを指しています』
・『イングランド民謡の 「ホーム・スイート・ホーム」は、日本では「埴生の宿」の名前で知られています』
・『埴生は埴土のことで、粘土の割合が50%以上のものを言います』
まとめ
「埴生」は「はぶ」や「はにう」とも読みますが、本来の「はにゅう」の意味とは異なります。
そのため、「埴生」の漢字が出てきたら、何を意味しているのか、その都度確認するようにした方が良いでしょう。