この記事では、「堪能」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「堪能」の正しい読み方は「かんのう」と「たんのう」どちら
「堪」という漢字は訓読みでは「堪(た)える」や「堪(こた)える」、「堪(こら)える」と読み、音読みでは「かん」や「たん」と読みます。
そして、「能」という漢字は訓読みでは「能(よ)く」などと読み、音読みでは「のう」と読みます。
「堪能」の場合、「堪」と「能」両方に音読みを当てるのですが、「かんのう」とも「たんのう」と読むことができ、それぞれ指す意味が変化します。
正しい読み方の結論
「堪能」は「かんのう」とも「たんのう」とも読むことができ、どちらの読み方を用いるかによって異なる意味を持ちます。
「堪能」の意味
「堪能(かんのう)」として用いる場合、「その道に深く通じていること」や「その道に深く通じている人」という意味のほか、仏教用語で「よく耐え忍ぶ能力」という意味を指します。
一方、「堪能(たんのう)」として用いる場合、「十分に満足すること」や「納得すること」、「気が済むこと」という意味を指します。
「堪能」の言葉の使い方や使われ方
・(かんのうとして用いる場合)『あの人物は教職員でないにもかかわらず、考古学に堪能である』
・(たんのうとして用いる場合)『老舗の料亭の料理を心ゆくまで堪能した』
・(たんのうとして用いる場合)『彼は堪能するまで図書館の本を読み漁った』
まとめ
・「堪能」は「かんのう」とも「たんのう」とも読むことができ、どちらの読み方を用いるかによって異なる意味を持ちます。
・「堪能(かんのう)」として用いる場合、「その道に深く通じていること」や「その道に深く通じている人」などの意味を指します。
・「堪能(たんのう)」として用いる場合、「十分に満足すること」や「納得すること」などの意味を指します。