この記事では、「大分」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「大分」の正しい読み方は「だいぶ」と「だいぶん」どちら
「大分」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている漢字の個別の読みを確認します。
「大」の漢字の音読みは「ダイ・タイ」で、訓読みは「おお(きい)」です。
また、「分」の漢字の音読みは「ブン・フン・ブ」で、訓読みは「わけ(る)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げば、「だいぶ」とも「だいぶん」とも読める可能性があることが分かります。
しかし、どちらが正しい読みかを判断することは出来ません。
さて、「大分」の正しい読み方は「だいぶ」と「だいぶん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「大分」は「だいぶ」と「だいぶん」の、いずれの読み方も正しいと言えます。
辞書にも併記されているのが一般的です。
ちなみに、「分」の漢字を使った熟語では、「ぶん」と読む場合が、圧倒的に多く、「ぶ」と読ませる熟語は、「大分」以外では「九分九厘」や「五分五分」と言った四字熟語で挙げられる程度、非常に少ないと言えます。
また、「大分」は九州にある県等の地名としては、「おおいた」と読まれます。
これはいわゆる「熟字訓」と呼ばれる読み方です。
「大分」の意味
「大分」とは、「数量や程度などが、相当大きいこと」を意味する言葉です。
「大分」の言葉の使い方や使われ方
・『激しい夕立も少し収まり、黒い雲の切れ目に大分青空がのぞいて来ました』
・『夏も終わりに近づき、海水浴客も大分減って来ました』
まとめ
「大分」は「だいぶ」と「だいぶん」の、いずれの読み方も正しいと言えます。
また、この「大分」とは、「数量や程度などが、相当大きいこと」を意味する言葉です。